ゲーセンを潰したのは客ではなかった・・・?


消費税増税、ゲームセンターはどうなる? ネット上では騒動も

そして最近よく目にするのがゲーセンの閉店のニュース。

BEMANIロケテが開催されたこともあったキャッツアイ町田店の閉店や六本木唯一のゲーセンだった六本木ボルテックスの閉店。

ゲーセンの筐体はジュースなどの自動販売機と違い、100円玉が投入されたや、50円玉が投入されたなんていう認識はできません。
投入されたのが100円玉か否か、コインが何枚投入されたかくらいしかわかりません。
ゲームのオプションで1プレイ1コイン(100円)や1プレイ2コイン(200円)なんていうのはできます。1コイン2プレイ(50円)なんかもありますが。

つまり今の硬貨で料金設定をするとなると1プレイ100円か1プレイ200円の選択肢しかありません。

今まで100円で遊べていたものが、増税で200円になりますって言われたら「ハァッ?!」って思いますよね。それがどんな理由であっても。

じゃあプレイ料金は100円でも、例えば音ゲーだったら4曲設定を3曲設定みたいにすればいいんじゃない?っていうのもありますが、音ゲーならそういう設定もあるけど、全てのゲームでそういう調整が出来るわけではない。

そして増税がとどめを刺した形にはなったけど、これ以外にもゲーセン経営が辛くなる原因がありました。

ゲームセンター閉店の一因かもしれないもの
ちょうどまとめている人がいたので引用。

ゲーセンの中でも最もプレイしているBEMANIシリーズにかなり関係するところパセリが例にあがっているけど、電子マネーやオンライン接続になってメーカーが従量でお金を取るようになった話。

まとめにもあるけど、昔は新作が出たら基盤とかを買って新作稼働!とすれば後は100円玉突っ込んでもらって店が基盤買ったお金を回収すればおしまいだったのが、そうではなくなったということ。

まとめの中では電子マネーパセリの1クレのうち30円がメーカーであるコナミにとられる、いわゆるコナミ税で説明されています。
でも、これは電子マネーに限ったことやコナミに限った事でもないです。

コナミの例しかわからないのでコナミの例ですが(+今もそうなのかも不明ですが)、パセリに限らずe-Amusement(オンライン)に接続してサービスを受けるためには、1店舗ごとに専用ルーターを置いてネットに接続が必要です。
ネットに接続するにはネットの回線とかが必要になるーってのは当たり前だし、家でネット繋いでる人ならみんな払っているものです。
そのネット代がきついわけではなく、e-Amusement接続のためのお金が別途かかる。
しかもそれがルーター1台(1店舗)のお金+サテライト台数(筐体の数)×5,000円くらいが毎月かかる。
QMAとかjubeatなんかは1店舗でも複数台設置が当たり前なのでそれだけで月数万円はかかることに。

e-Amuを例にしてますが、他のメーカーのゲームも形態は違えどお金がかかる。

つまり、消費税が上がる前からネット接続のゲームが増えていくたびにゲーセンの首が徐々に絞めつけられていた。
そこに消費税が上がるということでとどめが・・・。


ゲーセンに行かなくても家で同じクオリティのゲームが遊べるというのも確かに原因の一つかもしれないですが、最近のゲーセンの閉店ラッシュはメーカーによる搾取で経営が悪化していたというあまり表には出ない話題が原因だと思います。


前と違って100円では元が取れないんだから4月1日から全ゲーセンで1クレ200円となるならまだしも、100円のままの店舗がある限りは自分の店だけ上げる訳には・・・というところが多いんじゃないですかね。
同じゲームが1クレ100円と200円の店があってどっちに行くと言われたら安い方に行きますからねw

この事情を知れば200円でも妥当な値段だとは思うけど、今200円になったらやっぱり遊ばなくなるかなぁ。

300円2クレっていう設定もあるけど、そんな特殊な設定するとは思えないよなw


1クレにつき30円コナミが持って行くコナミ税のことをコナミがどう考えてるかを予想してみる。
「1クレ100円っていうのはゲーセンが勝手に設定してる価格でしょ?工場出荷時は1クレ200円だよ?」
いや200円じゃ客が来ないから・・・。

関連記事:消費税増税を考慮した料金設定?jubeat saucer fulfillが稼働開始

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