PS Vitaがアドホックパーティー(アドパ)を使えない理由(推測)


そこで毎回話題になるのが、「アドパでマルチやるしかないのかー。」っていう話。

ところが、PS NOVAはアドパ非対応です。というか、Vitaのソフトはほぼ全てのソフトがアドパ非対応です。
ほぼ全てというのは一部遊べるタイトルもあるからです。
遊べるソフトは以下のとおり。
※対応タイトル: 討鬼伝 / SOUL SACRIFICE / GOD EATER2
(2013.11.22現在)
PS Vita でアドホック通信、アドホックパーティーは遊べますか?
このQ&Aも誤解を招く書き方で、Vitaでも対応ソフトならアドパ使えるよ!と書いてある割に対応しているのは3本だけw


では、何故Vitaではアドパが使えないのか??
アドパはPSPとPS3を無線LANで接続して、そこからインターネットを介してマルチプレイが出来るというものです。

まずアドパが使えたPSPの無線LAN仕様を確認。
IEEE 802.11b

次にPS3の無線LANの仕様。
IEEE 802.11b/g


無線LANについて簡単に説明すると、無線にも何種類かの種類があり、同じ規格(または互換性のある規格)でないと通信出来ない。
IEEE 802.11まではお決まりみたいなもので、その後ろのアルファベット1文字が規格。
PSPだとbだけ使えて、PS3だとbとgが使える感じ。

IEEE 802.11bは約11Mbpsの通信が出来る規格で、IEEE 802.11gはIEEE 802.11bの上位互換で約54Mbpsの通信が出来る。
アドパはPS3とPSPの通信なので、共通で使えるのはIEEE 802.11bだけ。だから恐らくは…というか間違いなくIEEE 802.11bで通信している。
PSPのソフトのアドホック通信、インフラも全てIEEE 802.11bで通信。だってそれしか使えないんだからw


次に、Vitaの無線LANの仕様。
IEEE 802.11b/g/n

bとgに加えてnが使用可能です。IEEE 8.02.11nは100Mbps以上(最大で600Mbps)の速度が出る規格。Vitaでどの程度出るのかは不明ですけど。

IEEE 802.11bしか使えなかったPSPと違いVitaはb/g/nが使えるので、その中でわざわざbを選ぶことはあまりないと思う。(IEEE 802.11bを使っているのがアドパが使える3本ってことなのかな?)

アドパが使えるソフトがあるということは、ソフトで使う規格を指定できるんだと思う。
そこでわざわざbを使うソフトは無いってことかな?(11Mbpsまでしか出ないのでラグの原因になるとかで)


ということで、Vita本体自体はアドパに対応しているけど、Vitaのソフトの作成段階の仕様上(どの無線規格を使って通信するか)によってアドパを使うことが出来ない。っていう考えになりました。

アドパ対応しないならインフラを~と思うところだけど、インフラだと直接通信するアドホックと違うサーバーの方も必要だったりとそんな簡単には出来ないんですかね~。

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