消費税増税を考慮した料金設定?jubeat saucer fulfillが稼働開始


楽曲の解禁方法なんかも新しくなりましたが、プレイするときに一番気になる料金が消費税の増税にあわせて?見直しがされているようです。

fulfillの話の前に、予備知識として当たり前と言われればそうなんですが、料金設定は店が決めるものなので全てがこの通りとは限りません。
また、BEMANIシリーズは工場出荷時は1クレ200円になっていたはずなので、1クレ100円という一般的な設定も「標準(デフォルト)」ではありません。




saucer 1クレ100円からfulfillになったときにたぶんこの価格設定が一般的?になるかと思われます。

問題となっているのが、100円で遊ぶ場合はLIGHT 3モードを選ぶことになり、このモードだと3曲(BSC/ADVのみ)というのと、パセリを使ってプレイするときの120パセリSTANDARD 3の3曲(BSC/ADV/EXT)のモード。
200円(200パセリ)5曲っていうのも、今までの100円3曲に比べれば値上げですが。

ここで、1クレの価格を1曲辺りの単価になおしてみる。(プレイ料金÷曲数)
100円÷3曲=33.333…円 → 今までの100円3曲設定

100円÷3曲=33.333…円 → fulfill LIGHT 3(BSC/ADVのみ)
120パセリ÷3曲=40パセリ → fulfill STANDARD 3(パセリのみ)
200円(パセリ)÷4曲=40円(パセリ) → fulfill STANDARD 5

今までは1曲33.333…円でBSC/ADV/EXTすべてプレイ出来ましたが、fulfillからは1曲40円になります。
ただしそれだと100円の設定が出来ないので、100円3曲ただしBSC/ADVのみという設定にしたのかな?

1クレ換算でも、単価換算でも約20%値上げです。
今回の消費税は、5%→8%の3%増税です。ただ今後、8%→10%に引き上げられる予定で、合わせると5%の増税になるということですが、プレイ料金は約20%の値上げ。
値上げしすぎじゃね?となるわけですが、「ゲーセンを潰したのは客ではなかった・・・?」でも書いたゲーセンを苦しめてきていたメーカーが徴収をしていたお金とかが関係してくるのかな?

今回の値上げで前は100円4曲のところが多かったのに~という声も見かけますが、この原因も大体コナミにあったりする。
2010年にコナミが始めた「e-AMUSEMENT Participation」というものがあります。
これは筐体等を安く売り、従来の新作稼働したらお客さんがいっぱいくるけど、その後数か月経つと人が減るという売り上げのばらつきを、新作稼働後も定期的なイベントを開催し人離れをさせないという一見するとゲーセンとしては嬉しい内容でした。
一方で、1クレ毎に30円とかをコナミ側に支払わなければいけません。
jubeatだとsaucerからe-AMUSEMENT Participation導入
プレイ曲数を店側で変更できないなんても見たことがありますが、jubeat saucer 4曲設定の店もあったのでこの辺は不明。

jubeatは初代稼働のときからネットワーク接続というものが当たり前でしたが、IIDX等はe-Amusementなんていうものがないときからあったゲームです。
その頃は、新作稼働だ!→人が来る。そこからみんな飽きていき人が減ってきて、IR#2のときに(追加ディスクが届いて解禁だっけ?)隠し曲だったものが解禁して曲が増える→また人が来る。というシステムでした。
それが、e-Amusementが出来てからは解禁はオンラインで行われるようになりました。
それによりIR#2では全部解禁せずに、IR#3やBEAT FREEで解禁と小出しに解禁が行われるようになりました。
そうこれが「e-AMUSEMENT Participation」の考えの元?になってるんじゃないでしょうか?
とはいえ、昔はバージョンアップのキットを買えば次回作までは追加でお金がかかることもなく、筐体本体やバージョンアップにかかるお金さえ償却できれば店の儲けになっていました。
それがe-Amusement接続で月額でコナミにお金を払わないといけなくなり、e-AMUSEMENT Participationで1クレごとに30円とかお金を払わないといけなくなりとゲーセン側の取り分が減ってきたわけです。
本当は、ゲーセン側も値上げしたかったものの、他の店が100円なのに200円で人がくるのか?今まで100円だったのに200円にして苦情が来るのでは?という理由なんかがあり100円据え置きにしざるを得なかったのかもしれません。

そんなこともあり、今回の値上げで1クレ120パセリ(120円相当)というのが一般化すればゲーセン側も楽になる?
今まで100円、うち30円がコナミの取り分で70円がゲーセンの儲けが、120円うち30円がコナミの取り分90円がゲーセンの儲けになるわけですから。消費税の増税で費用も増えるから20円儲けが増えるというわけではないですけど。
まぁ客からしたらそんなのお構いなしでしょうけどねw


今回はjubeatでしたが、3月5日から稼働予定のGITADORAも似たような料金設定になると言われています。
ということは、今後稼働する他のBEMANIシリーズもこのような形になっていく・・・?
jubeatやGITADORAやってないから関係ないーとも言えないのかもしれないですね。


追記

120パセリというのは単純に値上げのようで消費税値上げは別にありました。
が、しかし!
120パセリでは客離れが進みそもそも儲からないということで100パセリにする店もちらほらあるみたいですね。
上にも書いた通り料金設定は店が決められる設定ですが、安くしてもコナミにとられる金額は一緒。
プレイする人がいなければ儲からない、かといって値段下げてもほとんど利益が出ない。これが負のスパイラル?
こんな状態が続けば「そこそこ人いたじゃん?なんで撤去なの?」という状態になる可能性も?

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