タッチするゲーム機の先駆けと言えばニンテンドーDSの下画面が一般的かと思います。
そんなDSのタッチパネルの特徴を覚えていますか?
タッチは同時1点しか反応しない。マルチタップはできなかったはず。
指以外のものでタップしても反応する。専用のペンがついていたくらいですし。
他にもいろいろあったんですが、大きな特徴で上の2つがありました。
一方で、スマホやタブレットはというとマルチタップ可能。指や専用ペンや専用の手袋では反応するが何でも反応するわけではない。
という感じで同じタッチパネルでも特徴が違います。
これはタッチパネルにも複数の方式があり、DSとスマホ等では採用している方式が違うからです。
タッチパネル(Wikipedia)
Wikipediaのタッチパネルのページにも方式の一覧がありそれぞれの特徴が書かれています。
では、ゲーム機やACゲームの筐体で採用されている方式はなんなのか?
REFLEC BEAT 赤外線方式
DJMAX TECHNIKA 赤外線方式
maimai 赤外線方式?
QMA 赤外線方式?
iPad(スマホ&タブレット等全般) 静電容量方式
Vita 静電容量方式
WiiU 抵抗膜方式(感圧式)
3DS 抵抗膜方式(感圧式)?
DS 抵抗膜方式(感圧式)
Beat Stream 赤外線方式ではない?らしい。
知っているところをまとめると上記のとおりです。
他にも方式はありますが、ゲーム機等で使われている方式は3つ。赤外線方式と静電容量方式と抵抗膜方式でした。
次に、その採用されている3つの方式の特徴を簡単に説明。
抵抗膜方式WiiUやDSなんかに採用されている方式。
液晶画面の上に2枚の膜が貼られていて、下の膜がセンサー、上の膜がスイッチのような役割で上の膜が押されて下の膜に触った場所がタッチされたと認識される仕組み。
改良されて複数点の認識も出来るようになったものもあるらしいですが、それ以外の基本なものは1点しか認識しないらしいです。
赤外線方式REFLEC BEATやmaimai、DJMAX TECHNIKAなどの筐体に採用されている方式。
抵抗膜方式が画面の上に貼られた膜がセンサーになったのに対して、赤外線方式は横軸と縦軸に設置された赤外線センサーによって認識します。
タッチパネルの前に赤外線の説明。テレビのリモコンの信号を送ったりちょっと前の携帯なんかについていた赤外線通信のアレです。駅にある自動改札機の人が通ったの認識とかも赤外線。
自動改札機がわかりやすけど、基本的にずっと赤外線が出ていて遮断されたことによってスイッチオンと認識する。これがタッチパネルの横軸や縦軸を認識するのに使っているという感じ。
画面の周りに赤外線のセンサーを大量に設置する関係上、縁(枠?)が必要になります。(額縁みたいなもの)
Excelのシートのようなものとイメージしてもらうとわかりやすいかもしれないです、縦軸E列のセンサーと横軸5行目のセンサーが反応したからE5がタッチされたという感じで反応します。
指やペン以外でもなんでも赤外線を遮断すれば認識しますが、逆に言ってしまうとゴミなどでもセンサーが反応してしまう。ゲームをプレイしていて変なところが反応してしまった経験がある人もいるはず。反応をよくするために画面の4辺を拭くのもこのセンサーのため。
静電容量方式スマホ等に採用されていることが多いのがこの静電容量方式。Vitaもこの方式。
画面を触れることによって、触れたものに通電することで認識する感じ?なので電気を通す通さないとかいろいろ触るものに条件がある。手袋をしてタッチして反応しないとか。
人間の体は電気を通すので、指なんかでタッチするのは大丈夫だけど、爪等では反応しない。
電気を通すもので反応してしまうので、水滴など水関係も反応してしまう場合があるそうで、汗等で誤動作してしまう可能性も。
赤外線方式は画面自体の汚れは関係なかったですが、静電容量方式は画面の汚れ等で反応しないこともある。今回説明している3つの方式の中では一番汚れに弱いかも?
通電と書いてるけど正確には「静電的な導電性」っていうらしいです。
どれが一番すぐれているとかはわかりませんが、抵抗膜方式は1点しか認識できないという点であまり使われない方式なのかもしれません。
赤外線方式はセンサーを設置するため画面の周りに縁が必要でスマホ等は形状的に無理なので採用されないのかもしれないです。
静電容量方式は画面を綺麗にしておかないと誤動作する場合があり、水拭きした後は乾いた布等で拭かないとおかしな動作するかも?
ゲームという目から見ればそれぞれの特徴を知り、誤動作した時はどうすれば直るかを知ることが大事かも?
DJMAX TECHNIKAの筐体のタッチパネルって
DataMateっていうところの使ってるのかな?
TECHNIKAの写真がサイトに載っているんだけどw