プリレンダリングとリアルタイムレンダリング


前々からよく比較される、アイマスとラブライブ。
例によって今回も以前に発売されたシャイニーフェスタと今回のスクパラが比較されています。


シャイニーフェスタはPSPなのに、Vitaのスクパラよりムービーがきれい!
アイマスは13キャラで、ラブライブ!は9キャラなのにシャイニーフェスタのほうがきれい!
というのをよく見る。

でも、待ってくれ。
シャイニーフェスタはプリレンダリングでスクパラはリアルタイムレンダリングなんだよ。と。

なんだよそのリンダリンダみたいなやつは!という人もいるかもしれない。(ネタが古くてそんなこと言う人はいない)

プリレンダリングというのは、予め作成した動画をBGA(Back Ground Animation)として再生するもの。
DJMAXシリーズなんかはこれ。IIDXのムービーもこれ。IIDXのレイヤー(ミスレイヤーとか含む)に関しては違うけど。
最初に作っておいた動画を再生しているのだから、動画を圧縮した時のノイズを除けばそりゃあ綺麗に決まってる。
9キャラだとか13キャラだとかそんなの関係ない。100キャラでも200キャラでも動画が作れれば負荷はほぼ一緒。
FF7がムービーだとすげー綺麗だったのに、ゲームプレイ画面になるとポリゴンカクカクだったのが、FF7のムービーシーンはプリレンダリングだったから。


一方でリアルタイムレンダリングというのは、音ゲープレイ中にキャラを動かすのも実際に行っているもの。
キャラを動かすのはMMDみたいものと思っていいかな??
実際のゲームだとProject DIVAがリアルタイムレンダリングです。
スクパラもだけど、リアルタイムレンダリングだとコスチュームの変更などが可能。予め動画が準備されているプリレンダリングではコスチューム違いバージョンの動画を準備しないといけなくなるので事実上不可能。
DIVAなんかでもあるように、作ろうと思えばカメラとかも自由に動かせる。
確かに自由度の高いリアルタイムレンダリングだけど、プリレンダリングで動画を再生するよりもスペックが必要になり、キャラが増えるとそれだけ処理が重くなるので、人数が多いと大変。
そこで処理を軽くするため、今回言われているような画質が悪いwwと見える内容でしか作れなくなる。


同じミクゲーの同じモデルを使っていても、DIVAはリアルタイムレンダリングで表示していますが、iOSのミクフリックはプリレンダリングで動画を再生しています。
シャイニーフェスタも今までのアイマスのシリーズで使っていたモデルがあるので、それで動画を作っているっぽい?

そう、もう一つのグラフィックの差にモデルがある。
シャイニーフェスタやDIVAなんかは長年作り続けてきたものの中に流用できる「モデル」がありましたが、全て最初から作ったラブライブのキャラのモデルでは大きな差があった。

もし、スクパラがプリレンダリングで作られていたとしても、スペック関係なくムービーが準備できたとしても、シャイニーフェスタやDIVAのような質のムービーになったとも限らないと思う。アニメ中のライブシーンでMMDみたいなもので動かしてるシーンもあるけど、他のアニメに比べると違和感があると言われてるし。(それでもアニメ中に使ってたモデルでプリレンダリングだったらもうちょいましだったか?)
ラブライブ!はせっかくアニメとして作られたものがあるんだし、もう背景にはアニメを流すみたいなのではダメだったんだろうか?w


ただ、ここまで書いてきたけど、個人的には「ゲームの面白さはグラフィックで決まるものではない。」と思ってるので、周りで騒がれているほどグラ面は気にしてません。
それよりは音ゲーとして問題なく遊べるかどうかが重要だと思ってる。

でも、そっちもいまいちの部分が多いんだよなぁ。

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