2000年の新聞記事を偶然見つけた。
そこには高まるエネルギー需要に原発は必要だと書かれていた。 今、そんなことをいう人はいないだろう。
でも、逆に当時原発は危ない!といった人もいなかっただろう。
原発事故が起き、脱原発の流れになっている昨今。
なぜ原発はいらないのか?
事故が起きたら取り返しの付かない事態になるから、そもそも原発がなければそういった事態にはならないからとみんな言うだろう。
じゃあ、もしPCがウィルスに感染したりP2P等を通して個人情報が流出する可能性があるから仕事にはPCを使わず昔ながらの紙で仕事をしろって言われたら?
いや、それはセキュリティ対策をちゃんとすれば大丈夫。
PCなしなんて仕事にならないという人が大半になるだろう。
この2つに何か違いはあるのだろうか?
若い世代と高齢者に自動車事故が多いから、自動車免許は30歳から~60歳にするとかいう人はいるんだろうか?
リスクを伴うことなんていっぱいあって、みんなそれは認識していながらも使わなければならないものなんていっぱいある。
それを今まで言わなかったのに急にダメだというのも何なんだろうと思った。
今まで安全なクリーンなエネルギーといわれていて、事故が起きてそれが嘘だとわかったからだという人もいるだろう。
ではその人はチェルノブイリの原発事故を知らないのだろうか?
事故が起きて数十年経ってもまだ完全に収束したとは言えない事故が過去にあるわけで。
ただ、完全に代替になるエネルギーがあるのであれば、原発をなくしてその方法のほうがいいというのはあるとは思う。
原発は危ないだから、他の発電方法を使おうというのであればわかるが、原発は危ない、急いで原発を全て止めよう。
それで電力が足りなくなっても知らないというのはどうかと思うということ。
人を説得させるならそれなりの理由と、それでマイナスになる部分があるのであれば、そのマイナスになってでも行わないといけないということを説明できなければ説得力はない。
マイナスになる分の代替策まで考えるのがベスト。
交渉では当たり前の話だと思う。
メガソーラーだとか地熱だとか考えている人はいるけど、反対運動してる人が考えているわけでもないしな。
原発を止めろという暇があるのであれば、原発が要らなくなるほどのエネルギーを開発すればいいじゃないか。
そうすればみんな原発はいらないというと思うよ。
実際に発電所関係の仕事とはまったく関係ない仕事ではあったけど、回りまわってそのお金が来ていた部分は少なからずあっただろうし、今まで危ないとか訴えてこなかった以上、急にどうこう言える立場ではない気がするので、個人的に原発はどうなったらいいという考えは持ってません。