解像度・FPSとビットレートの関係でも説明しましたが、ニコニコ生放送ではビットレートに制限があります。
まずビットレートって何よ?っていうところから。
ニコニコ生放送では19:30~2:00と2:00~19:30でビットレートの制限が違います。
音声と画質どちらを良くしたいですか?と言われたら両方良くしたい!と思う人も多いかと思います。
でも、配信内容によってはニコニコ生放送のビットレートだと両方は難しい場合があります。
そこで出てくるのが映像重視にするか、音質重視にするかというもの。
ニコニコ生放送では決められたビットレート(384kbpsまたは480kbps)を映像と音声に分けて使います。
音声に多くのビットレートを割けば当然映像ビットレートに使える分が減ります。これが重視という理由です。
※ 実際の配信時のビットレートは映像等によって変動します。
>※ 実際の配信時のビットレートは映像等によって変動します。
画像では設定をイメージ化したものであり、実際配信するときはビットレートは上下します。
ニコニコ生放送は、多い時間帯では5,000枠以上が同時に配信されています。
これらの枠が配信できるビットレートとして制限が設けられています。
もし上限がなく1000kbpsや2000kbpsで全ての枠が配信していたら、5,000枠も同時に配信することが出来ません。
今の枠の多い時間帯でも配信できるビットレートが384kbpsということになります。
ニコニコ生放送では、現在放送されている枠数によって制限をかけています。枠待ちと呼ばれるものです。これは夜のピーク時であればビットレート384kbpsで配信できる枠数といった感じで計算されているので、上限を超えて配信していれば想定以上の負荷がサーバーにかかってしまいます。オーバービットレートは迷惑行為なのでやらないようにしましょう。
実際配信するときはビットレートは上下します。瞬間的に上限を超えても問題はありませんが、一定時間以上超えて配信を続けていると配信が止まります。
放送枠自体は終了せずに、配信ソフトの配信状態が止まってしまいます。(再度、配信ボタンを押しなおすことで再配信可能)
ビットレートの設定値では超えていない場合でも、他の設定や配信内容によっては、ビットレートをオーバーしたとされて止ってしまう場合があります。
配信停止→開始を行えば再度配信ができますが、たびたび起こるようであれば設定等を見直したほうがいい場合もあります。
また、定められている上限を超えて配信をすることは、運営が想定している以上の負荷がサーバーや回線にかかることになります。
※ ここに記載されている情報は全てが正しいとは限りません。
またニコニコ生放送の仕様変更、パソコンの性能によって記載と異なる場合があります。( 2012/11/2 )