南相馬市
2011/04/28 [雑記]
原発事故がおきて、避難指示やら屋内退避やらがあったわけですが、現状の南相馬市の状態は・・・。
南相馬市の小高区を中心とした福島第一原発から20km以内は警戒区域で立入禁止
同飯舘村に近い地域の一部は計画的避難区域
原町区を中心とした同20~30kmは緊急時避難準備区域
そして、それ以外の鹿島区などの何も指定の無い区域
そう、現在指定されている避難関係のすべてが入り混じっている状態
20km以内の警戒区域は避難指示のときはきれいな円でしたが、警戒区域になり部落・集落単位の設定になり、それまで引っかかっていなかった人も対象に。
20km以内ではないが、通る道路が20km圏内ということで避難することになった人も。
そして会社自体は20km以上離れていて、仕事がある状態なのに家が警戒区域の人や、逆に家は普通に生活できる場所なのに会社が20km圏内で休業中という場合もあるみたいですね。
そんなこともあり、町全体が警戒区域などに入っている町村よりも市役所の対応も大変なのか、若干対応が遅いこともある。
単純に面積も広く、人口も他より多いというものもあるだろうけど。
加えて他の20kmの市町村は双葉郡。
南相馬は市なので双葉郡とは別の扱い。まぁそれ言えば今回計画的避難区域になった飯舘村も相馬郡とまた別の地域になるわけですが。
そういういろいろな条件の中で、南相馬市も大変な状態みたいですね。
今一番心配なのが計画的避難区域のその後。
1ヶ月を目安に避難するようにという範囲だけど、避難が完了した後はどうなるのか?
20km同様に警戒区域で立入禁止になるのか、それとも道路の通行は可能だけど住むことがダメなのか。
もし前者の立入禁止になった場合、西が飯舘村で立入禁止、南が警戒区域で立入禁止、東は当然海。
そうなった時に市外に出る道が相馬市を抜けていく道だけになってしまう。
ある意味「陸の孤島」状態になってしまう。
避難指示を警戒区域に設定した理由のひとつの空き巣の件もあるので、道路を通れるようにはしておかないような気がしてしょうがない。
そうしないと残る人がかなりの数でそうだし。
posted at 2011/04/28 17:43:11| lastupdate at 2011/04/28 17:43:11