決断のとき

原発の収束へのロードマップが発表されたわけですが、早くても半年。予定の中で遅くて9ヶ月。
当然それより時間がかかる場合だって考えられる。

つまりそれまでは家に帰ることはできない。
土壌汚染の関係で、もしかすればそれよりも長い間帰ることができないかもしれない。

宮城、岩手などでは復興へ向けての作業が行われているわけですが、原発周辺ではその区域へ入れるようになってから作業が始まる。
どんどん取り残されていく感じですね。


そこで問題なのが生活。
一時的であれば避難所や親戚宅などで生活するって人も多いだろうけど、ここまで長期化してくればどこかを借りて生活する形になってくるでしょう。
そして今回失業保険も特別措置で原発の近くの企業は失業してなくても失業保険がもらえるようになってる。ただ、それもずっとじゃないし。

ここまで長期化してくれば、わざわざ戻らずに新しい場所に引っ越す人もいる。
実際戻れる保障もないし。


そんな問題。
まず、住む場所。
仮に住む場所は今の場所が借りている場所なのでとりあえずは今の場所。
そして、地元には帰る予定。
というのもまさかの地震前日に日記でも発表した新居の件。
もう建てはじめちゃっているんですよ!!!もう後には引けないという!!!
人生最大のバッドタイミングというかなんというかだけどしょうがない。
今住んでいる家が震災の影響を受けているので、新居に引っ越すという考えならちょうどいいんだけどね。


んで、仕事。
会社も避難指示の区域内。
取引先の半分以上も避難指示の区域内。
ぶっちゃけ、ちょうどいいタイミングだからキャリアアップと綺麗事として転職してもいいんだけどね。
そんなんでとりあえず戻るまでの間という形でも仕事を探す。

そして地元に帰ったらまた新しい仕事探すって形になるかもしれん。
実際、休業とかになっている会社も半年とか9ヶ月って予定だされたら解雇されるだろ。
理由は簡単。休業だと休業手当という給料の6割程度を払い続けないといけない。
再雇用とかはあるかもしれないけど、そこまで思い入れがなければ戻らなくてもいいし。不満があれば辞めるちょうどいい理由って考える人だって多いだろう。
自分で退職するのと会社の事情で解雇にされるのではいろいろと違うから。解雇のほうがおいしい部分もあるし。


今まで誰も経験したことのない、こんな状況だから全くわからないけど、個人的な予想だと戻れる状態になったところで、双葉郡に100%の人が戻ってくることは無いと思う。
そして、今まで町の税収の9割とかいう発電所だった町があるので、今までどおりな行政はできない。
職についている町民の25%が発電所関係の町もあるので、失業する人も多数出る。
そんな状態は想像もできないけど、町だったところが村になるようなことだってあるんじゃないのか?

津波で家を流されて放射能で汚染とか言われたらよっぽど思い入れがなきゃ戻ってこないよな。

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