ファーストサーバ、データ消失事故について第三者委員会の調査報告書を公表

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120731_550314.html

 一方、今回のデータ消失事故の原因となった担当者は、配布システムが導入される以前から、自ら作成した更新プログラムを利用するなど独自の方法でシステム変更を行なっており、6月20日のメンテナンス時にも過去の更新プログラムを改変して利用したが、過去に記述していた「対象外サーバー群についてファイルの削除を行う」旨のコマンドを消し忘れていたという。

 この担当者は更新プログラムを作成後、検証環境下で対象サーバー群に対して更新プログラムを実行したが、更新プログラムの不具合は「対象外サーバー群についてファイルを削除する」という内容であったため、不具合を確認できなかった。さらに、上長に許可を得ようとしたが上長は会議中で、前日に上長に対してメンテナンスを行う予定であることを報告していたことや、メンテナンスの内容自体はリスクの低い作業であったことなどから、先行ユーザーへの適用というプロセスも省いて、いきなり本番のシステム更新を実施。その結果、メンテナンス対象外だったサーバー群のデータがほとんど消失した。

 調査委員会では、今回の担当者がマニュアルに従わない方式でメンテナンスを行なっていたことや、それを上長が認識していながら容認していたことなどはファーストサーバの過失にあたり、故意と同視できるほどの悪質な過失(重過失)には該当しないが、比較的重度の過失であったと解されるとしている。

バッチコピペして必要な部分だけ修正して実行したら、消し忘れがあってデータが消えちゃいました。ってこと。

全カテゴリ内 前後記事

カテゴリ内 前後記事

カテゴリ内記事

PR

Loading...